旺旺中時グループ、台湾メディア独占にまた一歩
今年の7月に台湾第二のケーブルTVを買収して騒ぎになった旺旺中時グループが、あれから3か月も経たない今、今度は(香港の)壹傳媒有限公司Next Mediaが台湾で経営している蘋果日報Apple Dailyなど四つのメディアの買収を進めている。買収が終わった時点で、旺旺中時は台湾の新聞の50%のシェアを握ることになる。馬英九政権は、この買収に待ったをかけるべきだという民進党などの抗議を棄却した。7月にも大きな反対運動を展開した学生グループは、無論、猛烈に反発。
あろうことか、台湾教育部は反対運動の中心になった学生たちの名簿を作成し、学生たちが属している各大学に注意を喚起するe-mailを送りつけた。大学はもっと学生たちの健全な育成に努力してください…反対運動に参加した学生たちについては各大学がよく調査するように…云々。
騒ぎは、あきらかに旺旺中時グループによる新聞独占問題から目をそらさせようとする旺旺と一部国民党議員のもくろみ通り、あらぬ方向に発展しようとしている。恐ろしいのはまさにこういうことなのだ―旺旺中時グループがすでにメディアの30%から40%を傘下に収めているために、反旺旺の運動を貶めたり問題を捻じ曲げたりすることが思いのままにできてしまう。
台湾の学生運動は84年の原住民権利促進委員会の結成も促した。民主化運動の中で無視できない役割を果たしてきた。日本や南コリアと違って、大きな挫折経験もなく、汚名化されてもきていない。しかし、それがゆえに、主流社会への対抗意識も薄い。叩かれること、汚名化されることによって、したたかな対抗力をつけていくことができるだろうか。わくわくする。(村山さたね)
台湾の学生運動は84年の原住民権利促進委員会の結成も促した。民主化運動の中で無視できない役割を果たしてきた。日本や南コリアと違って、大きな挫折経験もなく、汚名化されてもきていない。しかし、それがゆえに、主流社会への対抗意識も薄い。叩かれること、汚名化されることによって、したたかな対抗力をつけていくことができるだろうか。わくわくする。(村山さたね)


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