大楸里のお盆休み
とにかく明日がお盆なので、工事もストップしているが、どこかから土を運んできて、その土を敷き詰める作業が行われているのだそうだ。大量の土が必要になる。ここに到着するまでの道筋には「土砂等運搬トラックの騒音を何とかしてくれ!過積載せずに法律を守れ!」的な横断幕が住民の手によって張られていた。基地が完成したら、次は別の騒音に悩まされることになるのだろう。
人気のないかつての大楸里(左の写真)に立っていると、一体誰がこんなものを必要として、一つの農村をこれからジェット燃料に汚染されて数十年作物が生えず人の住まない場所に作り変えようとしているのか、考え込んでしまう。それはもはや”國の力”とだけは言えないのだろう。もちろん、米軍再編は米国の都合だが、南コリア政府の都合でもある・・・。ソウルの街に林立するビル群、休むことのない開発工事・・・それらを”必要としている”人々と、この基地を”必要としている”人々とは繋がっているのだろう。過積載のトラックの運転手ともどこかで繋がっているのだろう。
以前は南コリアの貧しい女性が働いていた。それがロシアやタイの女性に変わり、今はフィリピン女性が多いという。彼女たちにE6ビザ(日本で言えば興業ビザ)を出しているのは南コリア政府で、もちろんそれがセックス産業ビザであることを知らない人はいない。騙し、パスポートの取り上げ、クラブへの借金、堕胎・・・問題はたくさん出てくるのに、フィリピンから女性たちはき続ける。遊興特区のクラブの中には「外国人のみ。南コリア人の立ち入り禁止」を表示する店も少なくない。
戦争は商売だ。平時にもそれは商売になる。私たちは”しょうがないね、戦争になったら大変だから、それなりの準備はしておかなくちゃ”と不安を言い訳にして、戦争商売を是認する。何も言わない。何も言えない。戦争商売はセックス産業と連動している。貧しい女性たちなんだろうから、金になるだけよかったよね??
でも、米軍再編は、南コリアで「米軍が北の脅威から私たちを守ってくれている」という感覚を薄めつつある。北から守ってくれるんなら、なぜ38度線から後退するのか。別の思惑があるんじゃないのか。・・・でも商売になるんなら、ま、いいか?? 大楸里を追われた人達はどこでどうしているんだろう。(Awil Kazuo -謝謝to一兵)

コメント