山の工芸:展示に向けて

 山の工芸品を台中で展示して、即売あるいは注文を受け付けて・・・というアイデアを実行に移すべく行動開始。
 織物製品は「本当に手がかかっていいものは、高すぎて売れない」とRさん(S村で織物工作室を営みながらも、織物では生計が立たず、道端で野菜を売っている)はこぼす。麻を栽培して収穫して糸へと紡ぎ、灰で煮て、叩き、さらに紡ぐ。そのようにして出来上がった麻の糸を織物機(もちろん電動ではない)で時間をかけて織り上げていく。織り上げた布を裁断して、一枚の服に縫い上げていく。そうしてできた服は一生ものだが、よほどの趣味の持ち主でなければ大枚をはたいて買うことはない。「こういうものは注文を受けてから、ね」とRさん(
下の写真の衣服は、注文で作って、かなり安く、肩掛け付きで9000元にしたそうだ)。結果的に、観光客用の小物などは工場生産、あるいは織物の実習生などの練習作品。これなら安価で売れる。「だから、いいものを生産してもしょうがない」ということになり、「いいものを生産する人がいなくなる」。Eaphetで展示即売を企画するときにも、これはむずかしい問題。どう解決するか分からず、とりあえずUさんの籠を10点ばかりあずかってきた。(2010.10.24 Awil Kazuo)

コメント