ああ静か!?に終わった沖縄県知事選挙

ああ28日に沖縄県知事選挙が終わった。現職の仲井真弘多さんが新人の伊波洋一さんに38,626票の差で再選。伊波さんを応援していた私は少しがっくり状態だった。
投票率が60.88%と過去2番目の低さだったそうで、「どっちでも同じさ~」という空気があったようななかったような。民主党政権にひどく期待したために裏切られ感が強いことも投票率の低さに影響したと言われている。選挙のために気合い十分で帰郷したのに(嘘!)空気の読めなさがここで発揮されてしまった。台湾の選挙前のあの耳をつく騒がしさと比べると、ああ静かな選挙だったのか、今になってそれがわかった。
米軍普天間飛行場の移設問題が最大の争点だった。仲井間さんが選挙前に「県外移設」を主張したために争点がボケボケになった。たしかにそうなんだけど、やたら目につく「争点ぼけ」という解釈は何なのか。争点ボケボケだと言う人達は仲井間サイドの戦略に捉われたのか、或はマスコミの言い方を鵜呑みにしているのか。
伊波さんは日米同盟は軍事同盟なので無くすべきと言い、逆に仲井間さんは日米同盟を認めていて安保の考え方には基本的に違いがある。しかし「両者とも県外移設を掲げた」ということの中でそれは見えにくくなってしまった。「県外移設」というキャッチフレーズ的なものだけが目立った、そのように情報が伝えられてしまった点は残念だと思う。「両者とも県外移設」という言葉ばかりが先行することで基地や安全保障に関しての両者の相違を見えずらくさせた。それは結局、仲井間さんの「経済に強い」側面を優勢させることにつながった。
一応、仲井間さんが選挙に勝つために、「県外移設」に主張を切り替えたとしたら「基地容認」は県民に受け入れられるものではないということが再確認されたということになるが、最近の尖閣諸島や朝鮮半島のことを考えると本当にそう言えるのかどうか。中国漁船衝突事件や韓国延坪島の砲撃事件が日米安保は重要だという意識強化につながり、これからもますますそれが助長されると、結局、仲井間さんの任期中に「県外移設」ということばにも価値が無いような空気になっていくのだろうか。そうなると、今回「どっちでも同じさ~」と考えた人たちは次はどういう判断ができるのだろうか。ああとりあえず静かに!?終わった選挙だった。(MurakamiArisa)

コメント

Yusuke さんのコメント…
大阪で選挙の行方を見守っていました。

基地問題を前面に押し出した伊波さん、一方の仲井間さんは経済政策に重点を置いたように思えます。しかも、これまでのカラーであった「ブルー」を、革新の「イエロー」にしていましたね。

ある方が、不況にあって基地問題を前面に出すと選挙に勝てない、これまでもそうだった、と言っていました。

日本・アメリカ両政府からすれば、辺野古移設への可能性が残った選挙結果でしょう。同時に名護市の今後の対応が重要になってくるでしょうね。
yusuke さんのコメント…
大阪から選挙の結果を見守りました。

基地問題を前面に押し出した伊波さん、一方で仲井間さんは経済政策に重点を置いたように思えました。

ある人は、不況にあって基地問題を前面に出すと勝てない、これまでもそうだった、と言っていました。また、仲井間さんの戦い方は巧妙だった、とも。例えば、これまでのカラーだった「ブルー」を革新の「イエロー」にしたこと、翁長那覇市長を選挙対策本部長にしたこと…。

とにかく、日本・アメリカ両政府にとっては辺野古移設への可能性が残った選挙結果になりました。それに名護市がどう対応していくのだろうか…