核二、また問題発生

 3月に定期点検でアンカーボルトに亀裂等が見つかってGE社に緊急修理を依頼した核二【関連記事】で、第一原発の炉心隔壁に2030センチにわたる亀裂が発見された(原能会発表)。炉心隔壁の溶接部分二か所に、亀裂が発見されたのは3月の定期点検中。またまた今まで公表されなかった。
 原能会の陳宜彬は「沸騰型の原子炉では20年前からよくある問題だ」とコメント。陳宜彬はさらに、6年前にも20センチの亀裂が複数発見されたが、亀裂そのものは熱効率を低下させるだけで大きな危険性はない、などと言っている。
 同原発で33年勤務し退職した李桂林は、同原発では何度も緊急停止事態が起こっていて、その繰り返し(高温から低温へ急速に移行すること)が亀裂の原因ではないか、と記者団に語った。李桂林によると、亀裂は冷却効率に影響を与えるので、最悪の場合、メルトダウンにも繋がりかねないと警告する。
 立法委員の田秋は、炉心隔壁の亀裂は(核二第一炉と同様にGE社製の)ドイツのヴェルガッセン原発の1994年に発見された亀裂と似ていることを指摘。ドイツ政府はヴェルガッセン原発を65百万ドルかけて修理するよりも廃炉にすることを選択した。
 同様の亀裂は2002年に福島第一原発を含めて日本の多くの原発でも発見されている、と緑色公民行動連盟の賴偉傑は指摘する。同亀裂がメルトダウンの直接の原因かどうかはわからないが、関連性がはっきりするまで運転再開はするべきでないという立場を明確にしている。
 原能会ではアンカーボルトの修理が終われば、台電に運転再開許可を出すという。(6/19 台北タイムズ記事を中心に書きました。古川)

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