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政府の常識と人々の常識:318運動
行政院大陸委員会(台湾側)の委員長は「この事案(服貿協定)は“大陸地区と台湾地区”の間の協定で、国際関係ではないから(立法院で詳しく審議する必要はない)」と言ったのだそうだ。民衆をこのように甘く見た結果、318が起きたとも言えるのかもしれない。これは『九二共識』(中台双方とも『一つの中国』は堅持しつつ、その意味の解釈は各自で異なることを認めるという1992年の合意―もちろんこれは台湾側の解釈)にのっとった当然の見解だったのだろうが、九二共識自体、民衆に共有されてはいない。中国と共有されているわけでもない(中国は「その意味の解釈は各自で異なることを認める」と言ったことはない)。九二共識を認めない立場から見れば「国際関係ではない」という言い方は台湾の主権の放棄にしか見えない。国民党が(いわば勝手に)前提としている中台関係さえ民衆の合意となっていない状況で、その中台関係を前提として「黒箱」の中で決定される服貿協定にどうやって民衆が納得できるだろう。馬政権は議論がそこまで及ぶことは避けたい。何とか小手先のごまかしで乗り切りたいだろう。抵抗する側もどこまで切り込むかむずかしい。やりすぎると収集がつかなくなる(論点がずれていく)かもしれない。今後の攻防を注視したい。
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